「間」。うまく使えていますか?
これ、うまく使えるようになると本当に楽になります。
とにかく黙ってみる
たとえば会議。参加者の皆さん、集まって各々情報交換(というか雑談)していますよね。さて、会議の開始時間になりました。
「会議を開始いたします」
と言っても皆さん静かになりません。こんなとき、間髪入れずに
「静かにしてください」
って言いたくなりますよね!そう、言いたくなるんです。
でも、そこで、ぐっっと1分ほど我慢して、とにかく黙って参加者の顔をじっと見て待ってみてください。あら不思議、静かになるんです。
会社以外でも使えます
先日、小学校のPTAでの会合がありました。参加者は50名ぐらいの保護者の皆様。お久しぶりの方もいて、皆さんお話に花を咲かせていました。ところが、我々役員サイドに与えられた会合時間は合計60分。会合の後は授業参観なので、時間オーバーは許されません。オーバーしたら保護者の皆様からはきっとクレームでしょう(そりゃ、自分のお子さんの活躍する姿、みたいですものね!)。しかし、開始時間になっても静かになりません。
そこで、マイクで一言、「ただいまから会合を開始します」
・・・静かになりませんが、じっと待ちます。
ガヤガヤガヤガヤ・・・
ガヤガヤ・・・
コソコソ・・・
シーン・・・。
1分ぐらいで静かになりました。その後の会合は実にスムーズにいきました。これには私自身も驚きました。
重要なことをいう時には「間」を開ける
「間」をあける効果的な場面は、先ほど紹介したような、”黙っていただく”以外にも、「聴いてほしい」話をするときにも使えます。
流ちょうにしゃべった後、「この件ですが」、といった後、5秒ほど間をあけます。流ちょうにしゃべっていた後に急に間が空くので、聞いている方は「何だろう?」と心落ち着かなくなるようで、話し始めるのを待ってくれます。
そういう雰囲気になったら一言発します。
これだけです。
間を使いこなすとしゃべるのが楽になります
うるさくて聞いてもらえない。これ学級委員を務めた小学校の娘からもよく聞いた愚痴なんですけど、本当、聞いてもらえないんですよね。。。
ですが、「間」をうまくとることで、あっさりと聞いてもらえたりします。
人が相手から受ける印象って、「話の内容より見た目と雰囲気」なんですよね。なので、いつもとちょっと違う雰囲気、を与えるだけで印象がガラッと変わるものです。そのために「間」をうまく使いましょう、というお話でした。
これから総会のシーズンが始まります。PTAはじめ、前に出てお話をされる機会のある方はぜひトライしてみてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。