今年は子どもたちを連れて富士山へ行ってきました！
準備の様子はこちら・・・
nyo19772.hatenablog.com
10歳の末娘さんは富士登山は初挑戦、15歳の息子さんは4回目の挑戦です。私は8回目笑。息子さんは前回の登山は5年前で、あと少しで山頂でした。
（息子さんが登頂断念した地点。富士宮口から登って九合五尺のちょっと先）
AM５：００。自宅を出発！清水の自宅から須走口のマイカー駐車場までは約80分です。お天気はと・・・
高度３１００ｍ付近は良さそうですが、それより高いところは荒れ模様です。天気と体調とペース次第で行動を判断していくことにしました。
道中の由比のあたり。山頂までよく見えました。今富士山にいる人はご来光が良く見えたんでしょうねぇ。
AM６：２２ 道の駅すばしりに到着。ここのすぐ裏にマイカー駐車場があります。トイレを済ませておきます。
AM７：１０ シャトルタクシーで5合目に向かいました。実は丁度７：００発のシャトルバスもあったのですが、息子さんは車酔いに弱いので、タクシーを利用しました。3人なのでバスでもタクシーでも料金には大差ないです。
AM７：４０
５合目にて日焼け止めを塗ったり虫よけを塗ったりしつつと準備をしながら高度に体を慣らしておきました。菊屋さんでしいたけ茶をふるまっていただきました。おいしいです。記念に焼き印用の金剛杖買いました。
AM８：００ さぁいよいよ登山開始です！とてもいいお天気になりました。樹木帯を進んでいきます。
樹木帯の合間から山体が見えました。いいお天気です。眼下に雲海も見えて子ども達はキャーキャー言ってました。
AM９：００ 毎回ネタとしてポテチを持ってくるのですが、すでにパンパンです笑。5合目を出発して1時間経ちました。そろそろ6合目に着きたい頃ですが、まだまだかかりすです。末娘さんが早くもバテ始めました。息子さんは元気にどんどん先に登って行っちゃいました（待てというのに・・・）
AM９：２４ 6合目到着！みんな頑張りました！記念に焼き印を押してもらいました。にしてもだいぶ時間がかかっている。90分かかったので見込みの１．５倍時間がかかりました。おにぎり１個食べました。
10分ほど休憩し登山再開です。
AM１０：２６ 本六合目到着。6合目から1時間かかりました。通常30分なので2倍の時間がかかっています。末娘さんがバテバテ。3人で会話して、次の山小屋まで行けば下山道があるので、厳しそうならそこで引き返そう、という話をしました。記念の焼き印を押して、それからおにぎり1個とおかずを食べました。
天気はとってもいい感じです！山体が良く見えます。眼下には雲海が広がります。
7合目までの道中。末娘さんがバテバテになってきました。ちょっと歩いては休憩を繰り返すようになってきました。頭痛や吐き気などはないそうです。ずっと飴やラムネを食べつつポカリを飲みつつ来ているのでシャリ切れという感じではなさそう。普通にしゃべれるのですが、「足が疲れたー」と言ってました。
何名もの登山客に道を譲りながら進みます。ちなみに朝の内は装備のしっかりした方が多かったのですが、この時間になると軽装の方が目立ちました。中にはTシャツにスニーカー履きの若い女性の方もいたりして、ちょっと心配でした。。。
AM１１：４６ 突然の突風！
座って！！！と大声で指示を出して子どもたちの姿勢を低くさせました。帽子が吹き飛びましたがクリップをつけてあったので無くさずに済みました。体を持って行かれそうな風だったのでヒヤっとしました。
その後、強い風が頻繁に吹くようになり天気もどんより、結構天気がまずい感じになってきました。姿勢を低くしつつ、なるべく山側を歩くようにしながら登っていきます。
PM０：３２ なんとか7合目に到着
7合目の山小屋は営業していませんでした（麓で聞いていたので知ってた）。結構強い風がずーーーっと吹き続けてます。やばいやばい！防寒の為、すぐにレインウェアを着せました。
また山頂に雲がかかりました。傘雲っぽいので山頂付近は大荒れと予想。あれが下に降りてくるとここも危険です。
長居せずに早々に下山することにしました。下山用にスパッツを装着！なお、周りにいた方々は半分ぐらいは下山されてました。途中で抜かれた軽装の女性の方は先に行ったようです。息子さん曰く、警察の人（誰だろう？？）が心配してたと言ってました。大丈夫かな・・・。
また、何名かの方に山頂まで行けますかね？と聞かれて、息子さんが「上は嵐だから引き返したほうが良い」とアドバイスしてました笑。レンタル登山道具が割と本格的な装備＋サングラスしてるので登山の玄人に見えたのだろうか・・・。アドバイスは的確だったと思いますけどね。あと、今回が登山初めてという方に下山道を聞かれてちゃんと答えてました。息子さんは何人の命を救ったのだろう。。。
下山道は「砂走り」になっていて、ザクザクと踏みしめながら真っすぐ降りていきます。手前に写ってるのは末娘さん。
末娘さん、最初は上手く降りられなかったのですが、慣れてきたらサクサクと降り始めました。さすがスキーで鍛えただけの事はあって、後傾にならずに上手に降りていきます。
ってか早っ！！！・・・追いつけん。
PM１：５２ 砂払い5合目まで降りてきました。降りる途中で風も収まり一安心でした。いや、あの強風は怖かったです。記念の焼き印を押して、残りのおにぎりを食べました。末娘さんはすっかり元気になっていました。高山病だったのかもしれませんね。
ってあれ？？
先行してた息子さんがいない！（ってか勝手にいくな・・・）
山小屋の方に「青いレインウェアを着てて緑のザックの男の子がちょっと前に通りませんでしたか？焼き印も押したと思うのですが」と聞いたところ「わからない」とのこと。ええぇぇぇぇぇ！！！
とりあえず末娘さん連れて出発です。ここから先は樹林帯の中を降りていきます。急に湿度が上がるのでジメジメしてますね。
PM２：４９ 須走口5合目に到着。先行していた息子さんとも合流出来ました。よかったよかった。。。菊屋さんでめいぶつの「こけももソフト」を頂きました。これ甘酸っぱくておいしくて好きなんですよね。
PM３：０４ シャトルタクシーに来ていただき下山開始です。
PM５：００ おうちに到着しました！子どもたちは車中で爆睡してましたよ。
今回の富士登山は強風が怖かったです。なおその日の夕方の様子を富士山に勤務されている植田めぐみさんがツイートされていました。悪天候なようです。
今回の登山のタイムです。赤字が標準タイムで登れた場合の計画、青が実績です。
大体標準タイムの１．５～２倍程度かかっていました。天候と体調がよかったとしても本７合目が限界だったかなー。って感じです。
今回の下山のタイムです。
標準タイムより若干遅い程度で降りてこられました。
感想を子どもたちに聞きました。
息子さんは「余裕だった。ただ下山の砂走りは嫌だった。次は星空を見たい」だそうです。9歳の時は山小屋に一泊して夜中に星空を見たので、それが忘れられないみたいです。あの時は体力不足と高山病でバテバテだったしペースも相当遅かったのですが、今回はサクサク登ってたので確かに登頂できそうな印象でした。
末娘さんは「自然が見れて良かったし下りるのはすごく楽しかった！でももう登らない」だそうで。なんか満足しちゃったようです。
オマケ
今回の持ち物です。あくまでシロウトですのでご参考まで
■入れ物
・ザック（私は３０Lぐらい、子どもたちは２０L）
・ウェストポーチ（財布やスマホ、行動食などすぐに取り出すものを入れておく）
■服装（途中で濡れても良いように予備を1セット持っていきました）
・長袖のポロシャツ（汗をよく吸うもの）
・長ズボン（私はユニクロで買った普通のチノパンでした）
・厚手の靴下（ランニング用のを持っていきました）
・ウィンドブレーカー（夏でも山頂は寒いです。今回は途中で強風が吹いたので体温維持に役立ちました）
・フリースのシャツ（防寒用。今回は使わなかった）
・登山靴（安いので良いので。底が固い靴じゃないと結構大変）
・登山用スパッツ（足カバーみたいなやつ。靴に砂が入らなくなる。あると無いでは快適さがまったく違う）
・滑り止め付きの軍手（ふつうの軍手だと杖が滑る）
・帽子（必須。無いと頭皮が日焼けで火傷します）
・サングラス（紫外線防止）
■雨具
レインウェア
■小物
・登山用ストック（2本持ちするとすごく楽）
・日焼け止め
・リップクリーム
・ゴミ袋２枚
・帽子クリップ（帽子が風で飛ばないように）
・ヘッドランプ（予備電池も。昼間の登山でも持って行く）
・タオル
・筆記具
・スマホのバッテリー
・ホッカイロ（低体温症に備えて）
■医療品
・絆創膏
・整腸剤（ビオフェルミン）
・頭痛薬（カロナール）
・ウェットティッシュ
・ティッシュ
・その他常備薬（末娘は食物アレルギーもちなのでエピペン持参）
・酔い止め（5合目までの道中はグネグネ道です）
■食料品（分量は1人分です）
・おにぎり５個
・サラダチキン１個
・ウィダーインゼリー１個
・塩飴１袋（行動食）
・フルーツのど飴１袋（行動食）
・ラムネ１袋（行動食）
・水500ml１本（常温。涼しいから冷やさなくてもOK）
・ポカリスウェット500ml１本（常温。涼しいから冷やさなくてもOK）
■お金
・１００円玉３０枚（トイレ用。小銭入れに入れる）
・現金４万円（タクシーだと片道4000円くらい。カードが使えない時がある）
なお、子どもたちの登山道具はやまどうぐレンタル屋さんでレンタルしました。6点セットを借りましたよ。お勧めです。
www.yamarent.com
