コミュニケーションの目的は「相手に伝える」ことですが、ただ話すだけでは伝わりません。そう「伝わるように話す」って結構難しいですよね。
相手の立場になる
よく言われることですが、「相手の立場になって考える」ことは、伝わるように話すための最初のポイントです。相手が興味ないことをいくらこっちが話をしても、相手は聞いてくれませんよね。
相手が「何に興味を持っていて」「どんな価値観を持っていて」「今どういう状況におかれているのか」を知ることで、同じことを伝えるにしても話し方ってずいぶん変わると思います。
話し合うのではなくて聴き合う
聴くとは、いわゆる「傾聴」ですが、相手のことを知るにはいかにして「聴く」かがポイントになってくると思います。そう、話し合うのではなくて聴き合うんですね。
よく、「すり合わせのために話し合いましょう」って言いますけど、話し合いだとお互い言いたいことを話すだけになってしまって、あとから「あの時言ったんだけどなぁ~」とお互い陰で言っている、なんてことになっちゃいます。
聴き合いだと、相手が話したことに対して、「なぜこの人はこう話をしたのだろう」と相手に興味を持ち、問いを投げかけてさらに深い話を引き出して・・・とやるので、伝わる会話になります。
興味も立場も価値観もみんなバラバラ
人によって興味も立場も価値観もバラバラ。自分と完全に同じなんてそうそうありません。職場でもそうですし、夫婦間だって親子間だって、そうかもしれませんね。
言ったんだから伝わってるだろう、という考え方から、伝わるためにはどうすればいいんだろう、という考え方に切り替えることで、会話のすれ違いというストレスから解放されると思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。